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SRB-log
2023-12-27 11:53:00
完了検査前に省エネの軽微変更をお忘れなく
以前、省エネ適判の計算代行をさせて頂いた設計事務所様より連絡がありました。
「検査を受け際に、省エネ申請書類と現場の不整合を指摘されたのですが、内容確認頂けますか?」と。
話を伺うと申請当初から変更はないと考えて完了検査を受けられたようです。
ただ、確認すると空調の室外機の品番が申請当時から変更となっていました。
(パッケージエアコンの場合、室内機の数値ではなく室外機の仕様にて計算を行う規定となっています。)
設計当初より消費電力が小さくなる変更の為、軽微な変更の【Aルート】になるかと考え審査機関とやり取りしたところ、計算上では効率が下がるようなので【Bルート】となるかもと指導。
ほかにも計算前後の比較チェックシートでは「床面積あたりの熱容量」も数値が変化する為、やはり【Cルート】扱いになるのかとも考えられる。
いろいろ検討根拠を作り協議をした結果。
今回は【Aルート】としての届けで良いとなったので、どうにか年内に検査済証を出して頂けることになりました。
Cルートになると変更申請を提出、審査が必要となりますので審査料も時間も掛かり年内引き渡しができないところでした。
90%以上がCルート扱いになっているという情報もありますので、省エネ適判を受けている案件については早い段階で一度省エネ計算担当者にご相談されて下さい。
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